紙の規格・寸法 ガイド
紙の規格・寸法
流通している紙には様々な規格(サイズ)が存在しています。
原紙寸法には四六判や菊判などの種類があります。
一方A4など一般的に馴染みのある仕上がり寸法は、原紙を断裁して仕上げられたものです。
原紙寸法も仕上がり寸法も、JIS規格によって定められています。
■JIS規格による主な原紙寸法
主な洋紙の原紙の規格・寸法
四六判 | 788×1091 |
B列本判 | 765×1085 |
菊判 | 636×939 |
A列本判 | 625×880 |
ハトロン判 | 900×1200 |
(単位:mm)
主な板紙の原紙の規格・寸法
L判 | 80×110 |
K判 | 64×94 |
(単位:cm)
「用紙」と「洋紙」の違いについて
「用紙」とは?
三省堂大辞林によると、
ある特定の目的に用いる、紙質や大きさの定まった紙。
印刷関係用語集によると、印刷に用いられる紙の総称。
西洋式の製紙方法よって作られる紙を洋紙、
和式の製法による手漉きの紙を和紙という。
「洋紙」とは?
「洋紙」は、西洋式の製紙方法によって作られた紙です。
三省堂大辞林によると、
パルプを原料とし,機械漉(す)き製紙法で作られる紙の総称。
西洋でその製法が考案されたのでいう。
新聞用紙・印刷用紙・包装用紙,模造紙・ロール紙・板紙など。
コトバンクでは
明治初年に西洋から導入した機械ずき紙を
手すきの和紙と区別して呼んだことに由来する名称。
しかし和紙も,洋紙原料である木材パルプを使い,
機械ずきが行われるようになって,洋紙と和紙を技術的に区別することはむずかしい。
また,板紙との区別も,重量と厚さによるだいたいの区別にすぎない。
洋紙は,木材パルプ,わらパルプを原料とし,またこれらに紙屑,マニラアサ,
ワタ,麻ぼろなどを混ぜて,紙すき機械ですいてつくる。
新聞用紙,印刷用紙,筆記用紙,図画用紙,包装用紙,薄葉紙,雑種紙などがある。
「用紙」は紙の総称。
「洋紙」は機械で漉いて作られた紙。