紙の規格・寸法 ガイド

 


紙の規格・寸法


流通している紙には様々な規格(サイズ)が存在しています。

原紙寸法には四六判や菊判などの種類があります。

一方A4など一般的に馴染みのある仕上がり寸法は、原紙を断裁して仕上げられたものです。

原紙寸法も仕上がり寸法も、JIS規格によって定められています。



■JIS規格による主な原紙寸法


主な洋紙の原紙の規格・寸法

四六判 788×1091
B列本判 765×1085
菊判 636×939
A列本判 625×880
ハトロン判 900×1200

       (単位:mm)



主な板紙の原紙の規格・寸法

L判 80×110
K判 64×94

       (単位:cm)

 


   20201017_洋紙の原紙の規格・寸法.JPG

 



「用紙」と「洋紙」の違いについて

「用紙」とは?

三省堂大辞林によると、

ある特定の目的に用いる、紙質や大きさの定まった紙。

印刷関係用語集によると、印刷に用いられる紙の総称。

西洋式の製紙方法よって作られる紙を洋紙、

和式の製法による手漉きの紙を和紙という。


「洋紙」とは?

「洋紙」は、西洋式の製紙方法によって作られた紙です。

三省堂大辞林によると、

パルプを原料とし,機械漉(す)き製紙法で作られる紙の総称。

西洋でその製法が考案されたのでいう。

新聞用紙・印刷用紙・包装用紙,模造紙・ロール紙・板紙など。

コトバンクでは

明治初年に西洋から導入した機械ずき紙を

手すきの和紙と区別して呼んだことに由来する名称。

しかし和紙も,洋紙原料である木材パルプを使い,

機械ずきが行われるようになって,洋紙と和紙を技術的に区別することはむずかしい。

また,板紙との区別も,重量と厚さによるだいたいの区別にすぎない。

洋紙は,木材パルプ,わらパルプを原料とし,またこれらに紙屑,マニラアサ,

ワタ,麻ぼろなどを混ぜて,紙すき機械ですいてつくる。

新聞用紙,印刷用紙,筆記用紙,図画用紙,包装用紙,薄葉紙,雑種紙などがある。




「用紙」は紙の総称。


「洋紙」は機械で漉いて作られた紙。